みんなで本来の自分にもどるための、つぶやき遺言集

雨がうごく

 
 
この記事を書いている人 - WRITER -
年寄りと会う、草刈りする、文章書くetc…好きなことだけする生活を実験中。 村のおもしろい師匠たちや厳しい自然から楽しく修行もしています。 積み重ねてきた、『大好きなアタマで考える理屈』はちょっとヨコに置いて。 人間の『感覚、感性、勘!』を一番大事にする、それを体感する為に村に来たんだな〜と感じる日々を過ごしてます。
きょうは船が着いた為、注文していた「たち吉」の器も到着。うわあ〜懐かしい箱!
母もここの器が好きで、実家では見慣れた箱。
食欲が弱いので、好きな器に盛ってたくさん食べようという、器のチカラを借りる作戦です。


村に来てから、とーってもびっくりしたことの一つ、それは、

雨って、動いてやってくるんだね!

ということです。



なんだそんなことも知らんのかい。
って思われる方もいるかもしれません。

村で最初の住まい、木造一軒家に住んでいた時、窓から見た風景。
今も忘れません。

雨が、波打つようなカーテンのように山から降りてくる様を見たのです。

ものすごく、びっくりしました。

生き物のように動いてやってくる。

ちょうど、雨の背景が緑の山だったので、水の動きがよく見えたこともあったと思います。

内地では、雨は空から落ちて傘にあたってくるものとしかわかりませんでした。

あんな全体像を見られたことは、経験がなかった。
考えたら。。
雨の中、深い自然の中に居たことがないと思いました。

子どもの頃、キャンプなどにたくさん行っていた方だし、雨の中過ごしたこともあったはず。でも、それも結局、自然の一部分しか観ることはなかった。

雨は生きていました。
この数年後、御蔵の海でも、カヤックでまさに生き物のような「黒潮」に乗りました。
ような、ではないですね。
あれは、本当に生き物の中に入ってしまった。自分たちがなにか…消化されてしまいそうな感じでした。なすすべもない感じ。

水やすべては、生きているのだろうなとわかった経験でした。





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