ライフストーリー 33〜天国への階段。
↑ 1997年ごろ、県立芸大にて。
芸大では、彫刻科へ配属になった。
女性モデルが10人くらいいたかな。事務所に入っている人と、私のように芸大からの募集で入った人が居て
それぞれ、日本画科とか色々な科に分かれて配置された。
わたし、深い付き合いをしていた女友達って、あまりいなくて。
女性だと同年代よりも年上の友人がほとんどだった。
よくある?!女の子のグループでわちゃわちゃというものに全く関心もなく。
小さい頃から、ずっと何の苦も不自由もなく、穏やか〜に♪のんびりと過ごしてきたけれど。。。
ここ、芸大は……まさに・・・
天国でしたっ!×100000000
まずね、
裸でも、性的な目で見られない。
イヤなことされない、当然。
この点は実に実に、大きく素晴らしい経験だった。
そして限られた友人にはヌードモデルの件を話した。
(ちなみにその話をしたあとの反応は、その人の性的主観が如実に表れるので、これも興味深かった。)
「体に自信があるんだね。」
っていう人もいたけど、それはぜんぜん違う。
わたしはただ、なぜ自分が性的にイヤなことをされるのか?どうしたらいいのか。
どんな事でもいいから、そのヒントを喉から手が出るほどに欲していただけで。
そこへ、高い給料と珍しい経験が出来る、しかも公立の大学でという事で、面接に行ったんだ。
ただ。万が一、女性を蔑んだり何かあったら、論破して攻撃してやろう。と決意していたのも事実。
でもその一方で、性的に見られず安全性が高い場所ということも判ってはいて、予想もしていた。
結果、良い方の予想が当たった。
それにしても、こーーんなに!ハダカでいても、恐怖やイヤな感じが無いってさあ……………………………
…………………………………………………………………… … …
経験してみると、本当に、腑に落ちたんですよね。
じぶんのそのままで、大丈夫なんだということが。
これはもっと小さい頃から、
自分(女性)は何も隠さず、そのままでいても、何も侵されないで良いのだということを
もっとはっきり教えて欲しかった。と思ったなあー。
私はほんとーに、全てに恵まれているのに。。だからこうして、学ぶことで向き合う機会も持ててる。
それなのに欲している「性暴力に関して回復するヒント」が少なすぎる!
性ということに関してだけは、誰も教えてくれなかったよなあ。
昔から、こんなこと(性暴力)は沢山起こっていたはずなのに、今まで被害を受けてきた人は
なぜそれを啓蒙してくれなかったのか。。
当時は、ちょっとひねくれて、そう感じたもんです。
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