声かける
写真は、今回の出島で2日間滞在した押上。スカイツリーが出来て街は一変した、と代々墨田区に住む宿の方が仰っていた。
…宿で話題になったのは、昔の墨田区はご近所さん同士が仲良く暮らす地域だったが、
スカイツリーが建つようになると、昔ながらの商店は殆どなくなり、住んでいた人も引越し、どんどん新しい建物が建つようになったそうです。
ところが周囲のビルは、ローンの支払いが出来なくなり、持ち主が手放すものも多いそうで。
しかし、日本人の買い手がつかず、購入するのは、中国の方とのこと。
よって、だんだん誰が住んでいるのか分からない、日本語も通じない状況になり、昔のようなご近所のつながりはなくなっているというお話でした。
上記のようなことは、昔の人の繋がりがなくなって良くないコトだ!!
…と、一面的には思えず、変化が大きいなぁと思いながら聞いていました。(もちろん、街づくりという視点一点では大問題で、対策が必要とは考えますが。)
そういえば村で、もう亡くなってしまった大好きな師匠が言っていました。
「最近は、知らない人が増えたなぁ〜。」
聞いた時はびっくりしつつ、なるほどなぁ!!と思いました
自分が知らない人の方が多いのが普通かと思っていましたが、
たしかに村では、どこの誰ということはすぐわかり、みんな顔見知りです。
なので、歩いていたりクルマですれ違う時、横を通り過ぎるときなども、何かしら会釈したりします。
少し時間がある時などは、ちょろっと声掛けて通り過ぎたり、冗談言ったりしながら顔をあわせているのです。
別の師匠が、こうしたことを、
「御蔵ではこうやって声掛けていくんだよな。それが無いのは良くない。」
と言っていて、これもなるほどなぁと思いました。
移住すると、人との距離が都会よりもずっと近くなります。
でも、ヒトと深く付き合うのが苦手だったり村の人と一線を画したい人は(良い悪いは別として実際に居りましたが、)
この、通り過ぎの会釈あいさつだけでも最低限やっておくのは大事かなーと感じます。
無用の誤解を招かないように出来ると思います。
声掛けやあいさつって、それだけ強力だということかもしれません。