みんなで本来の自分にもどるための、つぶやき遺言集

ライフストーリー30〜アンテナ。

 
  2018/10/25
 
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年寄りと会う、草刈りする、文章書くetc…好きなことだけする生活を実験中。 村のおもしろい師匠たちや厳しい自然から楽しく修行もしています。 積み重ねてきた、『大好きなアタマで考える理屈』はちょっとヨコに置いて。 人間の『感覚、感性、勘!』を一番大事にする、それを体感する為に村に来たんだな〜と感じる日々を過ごしてます。

↑↑ 今日は橘丸ではなく、さるびあ丸でした。汽笛の音が柔らかくて好き。

 

前回の記事はこちら。

 

保育園の時に受けた性暴力、子どもながらに、

(人がすぐそばに住んでるのに、誰にも気がつかれないものなんだなあ)

と思ったな。

そして何より、これはお父さんとお母さんが知ったらかわいそうだ。と思って、親に気がつかれないように帰った。

子どもって、ここら辺がすごいと思う。

大きくなってからは、変な夢だなあーとずっと思っていたけれど、心の底では夢ではなかったとわかっていて。

それが、大学に入ってから一気に事実だと目の前に突きつけられた。

 

幸い、大学では女性問題を学ぶ環境も揃っており、そうしたことに関心のある先輩も多かった。

性暴力に向き合って「克服」することと、学ぶことは同義だった。

性教育やポルノ雑誌まで、性暴力に関連することを学んでいった。

そうしているうちに、自分が今まで不思議に思っていたことの「謎」がたーくさん解けていった。

 

学ぶことで、救われる?!と思っていた。

大学時代は、性暴力に関しての「学び」が大きなウェイトを占めていた。

でも、「アタマ」で学んだことで、自分のパワーは取り戻せたと思っていたけど、実はそうじゃなかったと後でわかる。

 

自分でも印象に残っていることの一つ。

大学時代に住んでいた地域の図書館で、「いつもの空を飛びまわり」っていう本を見つけた事があった。

(あ、性暴力の本だ。)

たくさんの本の背表紙が並んでいる中、その一つを見ただけで、そう感じた。

実際読んでみるとそうだった。

当時の私は、とにかく何かヒントが欲しい!と心から思っていて、少しでも性暴力に関する情報があれば、

読みたい知りたいと思っていたので、その感覚アンテナが、図書館でも発揮されたんだと思う。

 

これ、題名の字面で言えば、自分が今まで痴漢にあう時とかもそうだったんだけど、幽体離脱じゃないが、意識を外に飛ばすんだよね。

なるべく自分がここにいないようにして、感じないようにする。

ホント人間て、なんでも出来るんだよなあ。

 

次のライフストーリー はこちら。「わたし怒ってたんだな」

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