帰島後の濃密。
2018/04/07
WRITER
この記事を書いている人 - WRITER -
年末は。月を見て、
実家には御蔵産の千両。
今年は千両が不作のため、市場にはあまり出なかったそうで
ありがたいことです。
年明けて、浅草寺。
やっぱり、「何十年も商いをしている店」と「日本の仕事」
これには惹かれます。
六区を歩いていると、
「まるごと日本」というビル?に、各都道府県の良き品が置かれていました。
外国のものでなく、日本の品を。
という主義が素晴らしいと思いました。
何年も続いてくれるといいな。
久しぶりに紀伊国屋書店へ。
3年前に村へ来て、唯一欲しかったのは・・。
書店と図書館でした。
しかし。しかしです。
書でなく、ヒトから得る為に、この村に来たんだな~わたしは。
という思いに変わりました。
相変わらず、考えることは大好きですけれど、
理屈理論はわずかに必要だけれども、感覚の方が、よーーっぽど大事。
アタマの理屈よりも、身体の感覚と喜びの方が、結果としてずーっと優れている。
ということが、村に来てはっきりしたので、
以前なら即効で購入していたであろう、この雑誌タイトルですが。
こんなの、村の数々の師匠たちと一緒に過ごさせてもらった方が身に付くよな。
と、購入せず。
けっきょく、益川敏英さん・橋本治など購入。
(写真の本は、昨年静岡購入した本が、紀伊国屋にもあったので撮ってみた。)
そういえば今回の滞在では、予期せず、昨年にロサンゼルスでお世話になった方と会えました。
ホントに急きょだったのですが、色々な事が全て不思議な程タイミングが合って実現しました。
こういった、「必然が起こる」というのは、
もう不思議でもなんでもなく、
ただ単に、必要な事は良いタイミングで起こる。
それだけ。
なのですが、
それでもやっぱり、色々と目の当たりにすると、
おもしろーい♪
と思ってしまう。
(そうそう、昨年のロサンゼルスでも、
求めよ、さらば与えられん
これを地で行くことを、繰り返し体感した旅だったんだわ。)
そして、羽田から八丈経由で帰島。
富士山~。
前夜3時間しか寝ていませんでしたが、
朝一番の飛行機に乗るのにも、すーっと起きられた。
眠くもならないので窓を見ていたら、ブロッケン現象。
このあと、ぶわ~っと拡大してすぐに消えました。
11時すぎに帰島。
一日目は、師匠たちに会いにまわって終わったのでした。
んで、昨日。9日土曜日です。
帰島し二日目。朝日を見に行くためにバイクで出発。
かなり、日の出時間に出遅れたため、
道すがら会う師匠、会う師匠から
「もう遅~えよ!」
「イイの!見たいの!」
ほんとうに、強風の中でもバイクで走るのは、楽しいのでー。
草祀り神様。
このもう少し先が日の出ポイント。
ここから先、山に行く人は石の下に葉っぱを置いて無事に下山するよう祈ります。
帰り道はちゃんと自分の葉っぱを取って、お礼。
万一遭難した時には、こっちの山に人が入っているなーと判る、昔の危機管理です。
今はあまり、やってないようですが。
あ、誰か先に行ってる人が居る~。
と思ったら、新年のお餅のお供えでした。
私も葉っぱを置き、もう少し上りました。
そして帰り道、葉っぱを取り忘れました。
昨日の朝日。
三宅島もきれいに見えます。
谷あいに海。
その後は朝から昼前まで、ねえさん宅へ。
昔ばなしもしつつ、夢中になりながら作り物。
んで、午後。
バイクで南郷に行こうとしていたら。
道中、なにかお仕事をしている皆さんが。
山の師匠たちが柘植を切って下ろし、見定めているところでした!
色々聞きたかったけど我慢。
南郷の浜への降り口に到着。
南郷の浜に降りたいよー。
しかし、落石も頻繁な急斜面。危険なので一人では浜に降りられません。
うらめしく見つつ写真だけ撮り、
浜を見下ろしながら、東京に居るねえさんと電話で話す。
すると、ちょうど電話を切る時!救世主が。
師匠の息子さんが釣りをしにやって来た。
一緒に降りさせてもらい、浜へ。
なんという、幸先の良いことでしょう~。
あー降りたいな~と思って見ていたら↑
降りられた♪↓
このパターン、以前もあったのですがホントにラッキー♪
ほぼ「崖」に設置してある貴重な階段を下りただけで、、、、
今回は膝が笑いました。そして今日は筋肉痛。
集中して浜を堪能して帰宅。
帰り道、草祀り神様に忘れてきた自分の葉っぱを取ってきました。
昨日の夕陽。
で、
今日10日の日曜日。
朝日を見に、昨日より早めに出発。
知らなかったのだけど、
海面では波が織物のように、錯綜するんですね。
縦糸と横糸のように、永遠に交わい続けていて
それがずっと続いている様を長いこと見ていました。
ということで。帰島しました。
今年はもっと更に、やりたいことに行き生きます。
今まで遠慮していないつもりだったけど、
やっぱり、やり足りなかった。
もっと、求めて良かった。
ということがわかった。
わがままに参ります。
今年もよろしくおねがいいたします。
砂原 奈美子