ライフストーリー 36〜半年後に卒業
昨日、オンラインの講座を受けていて。仲間に触発されてきちんと昼ごはんを食べた。その写真。
前回のライフストーリー 35〜天国に通った結果。は、こちら。
留年したのだけど、勝手にゼミのみんなと一緒の3月の卒業式に出た。卒業式ではスピッツの「チェリー」が流れて、なんでだか、すごく泣けた。今まで、卒業式なんて、なんの感動もないただの節目だったのに、大学で自分の根幹にあるもの取り戻すきっかけをつかんだことで、
友人が不思議がるくらい、ほんとうにしみじみ泣いた。
自分の根幹にあるもの。とは?
ただそのままの自分で居られる、居て良いという安心。
こと、性に関して侵害されると、人って、その自分の根幹が簡単に無くなりやすい。
性被害に遭っているときは、自分の意識を遠くに飛ばして、今ココに私が居ないようにする。
目立たないように、する。
自分がほんとうに思うことを言うと、「秘密」がバレちゃうから本心は言わない。本心をいうと、知られたくない事を知られちゃうから。そういう意識があったなあ。
わたしはホントに、愛知の大学に行ってホントに救われた。
親と遠く離れたことも大きかった。親と同居して大学に通っていたら、せっかく(親が知ったら悲しむから絶対に知られないように)と思ってきたのに!
「目の前の霧が晴れた」あとの自分を見たら心配されただろうし、わたしも解放されなかっただろうなーとつくづく思う。
さて、半年の留年後、9月に卒業証書を受け取った。
仕事は何をしたい!とか特になく、知人の紹介で特別養護老人ホームの介護職に就職した。
家からこれまたバイクで通った。
定員が100名で、1フロア50名。当時はまだ介護保険制度がない時代。
職員も私のように介護福祉士の専門学校を出た人と、専門の資格は特にない主婦の方たちだった。
つづきはこちら。ライフストーリー 37〜特別養護老人ホーム