開店40周年だった
今年も早いものでもうすぐ終わり。
あさって出島するまでの時間は~
いつものように師匠たちのところへ
自分勝手に会いに行こうとしていました。
基本的には村を出たくないのです。
東京には今のところ
御蔵の師匠と自然から観察できること以外
興味深いことは無い。
(と私は思う、ってだけね。)
が。
おととい、親から電話があり、
両親のやっている商いが今年の7月で、
実は40周年を迎えていたことを知りました。
えええ~!
ん?
私が5歳のときに開業しましたので?
今年45歳の私。
たしかに…40年ですわね。
うちは妹が難聴である事が判明してから、
私立のろう学校に入る為に
現在の市へ引っ越しました。
当時、別の市で両親が勤めていた酒屋業を
そこでもやる予定でしたが、
隣のお店で酒を販売していたため、
それから別の商いをすることになり。
別の業種へ転向、今に至ります。
「かわいいツバクロの為に」
と、よく言ってましたっけ。
(ツバクロ→燕の子、子どものことね。)
いや〜我が両親ながら、
地方から出てきて
生き馬の目を抜く東京で40年。。。
それだけ、
人に恵まれ、研究する気質と発明する気質、
そして何より、がむしゃらさがあった。
ということだと思います。
商いは、父の変わった気質からか、
お客様も各分野のプロフェッショナルが
たくさん。
プロたちの話は独特で。
ここだけの話も沢山あり、
びっくりすることばかりでした。
店でのお客さまとの交流を見ていて、
仕事って、
喜びと好き。で、するものだ。
と、自動的に思っていました。
ところが、
いざ自分が働いてみると、世の中は、
仕事は生活のためという人も沢山いて…
そうなのか〜!
と、びっくりしましたっけ。
イヤだけど。しなくてはいけない。
と思う(信じている)ので、その通りになる。
近年、『引き寄せ』とかって言われますが
本当にそうで。
年寄りたちや両親を見ていると、
心底求めると、それが求心力を持ち、叶っている。
実は、引き寄せってそれだけなんじゃないか?と思う。
戦争があったり、食料事情も悪い。
今より何もかもがたいへん不便で
今よりもっと、厳しい状況下だった。
なのに、
ハッキリと求めると、現実化している。
そこに沢山のヒントがあります。
ふてくされず拗ねず、他人のせいにしない
とか、
自分で良く見て考え、動く
とか、
他人を見て、他山の石にする。
とか。
若い人は、年寄りともっと接すれば
もんのすごい情報が得られてもっと幸せになれるのになー。
あまりに違う価値観と世界を目の当たりにすると、広がります。
あ、
あと、
相手が自分をどう扱うか?
は、
自分が自分をどう扱っているか?
これもかなり
楽しい生活のヒントだなあと思う。
では40周年のお祝いをしに行ってきます。