ライフストーリー 44〜数学が苦手
本日も欠航なり。
Yチーフに厳しく教えてもらいながら、もう1人のN本部長(こちらも女性)も、穏やかに優しく厳しく、色々なことを教えてもらった。
相変わらず飛び込み営業をして歩き、時々みんなで喫茶店で休憩。そして、たまに県内だけど遠くまで展覧会をしに出張。
そんな中だんだんと、誰が渡したチケットで一番来場してくださるお客様の数が多いのか、成績が現れてきた。
一番は、なぜか私だった。それを発表された時、N本部長だったかYチーフだったか?が言った。
「たいていは、来てくださるお客様の傾向(40代の女性が多いとか、高齢の男性が多いとか)が絞れるんだけどねえ。砂原さんは、年齢も性別もバラバラで、これといった傾向がないのよね。」
私はそれを聞いて、
(たしかになぜか老若男女だ。オールラウンドかも…わたし。)
と思ったのと同時に、全然その理由がわからなかったので喜べず、ぜんぜん嬉しくなかった。
それは、こういう事だからこうなる。という頭で考える理屈がとっても好きだったのにそれが解けなかったのと、成績に関して興味がなかったからだと思う。
そして!同時に!むしろたいへん申し訳なく、恐縮した。こっちの感情の方が大きかった。
(え…こんな私で、すみません。)
なぜなら、お客様に展覧会へ来ていただいて私が接客しても。
購入の話になると、分割ローンの計算を説明しなくてはならない。それがとてーーも苦手意識があり自信がなく、いつも先輩に入ってもらっていたから。
私は、小学校の時から算数に苦手意識があって。大好きだった小学校3年生の時の担任:三浦先生は算数教育に力を入れていたが、私は本当に興味がなくて、それを先生に対して申し訳なくも思っていた。先生はこんなに算数が好きなのに…色々してくれてるのに、私は好きじゃないなあ〜って。
三角比と証明問題は大好きだったけど、数学は敬遠というか怖く感じていた。
これも今思えば、苦手意識は思い込みというか、子ども時代の興味と合致していないと、その時は入ってこないだけ〜♪なのではないか?と思う。
なぜなら、仕事をするようになって気づいたのだけど、自分の仕事に対する考え方が、仕組み作りに目を向けている=これは数学と似ているカモ?と思ってから、数学に興味を持ったことがあり。一時、改めて数学問題を解いてみたいなーと思い、「おとなの数学」といった本に興味を持ったことがあったっけ。
ま、やってないんですけどね、今でもやってみたいとは思っています。
だって村で師匠たちの仕事を見ていると、たとえば建築にも数学が必要で、それを村のおじいちゃん(失礼!)が計算してサッサかやっているんですよ。実地と学びが結びつくと、これまた興味が湧くというものです。
脱線しつつ…つづく。