特別セミナー1日め。
写真は、9月のヘリポートと空。
去年、個人で勝手に行ってきた、新人議員研修。
https://www.facebook.com/NamikoSunahara/posts/480882759374361
全国市町村国際文化研修所(JIAM)とゆーところが主催していたのですが、
本日はその JIAM が提供する、市町村議会議員向けの特別セミナーに参加しました。
なんと今回は、JIAM 初!の、オンライン受講が試行。募集が始まって即座に申し込んだ結果、無事に受講が許可されました。
ホントなら、琵琶湖にほど近い研修所まで行って…全国から来る、他党や無所属議員たちと会って、意見や情報交換をしたいところですが。
それでも。
オンラインで講義を受けてみて、やっぱり正解だった!!嬉しいよー!
なにが?って、やっぱり、自分の考えの再確認、新しい学びを得られたことがすごく面白くって嬉しい。
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まず、一講義めのテーマは「地域発の生きた政策」。
講師は、建設庁官僚と長岡市長をされた、筑波大教授の森民生さん。
印象に残った中のひとつは、
市民から聞いた「ニーズ」を分析し、正しい政策「目的」を確立することが肝要。
ってところ。
住民からの要望を「消化」して、正しい政策「目的」を確立するのが、議員に必要な資質だとお話しされていました。
例を出してくださっていて。
お城を復元してほしいという要望が住民からあった。
しかし、森さんがよく話を聞いていくと、その方は、市に歴史的なものが残っていないことを危惧しており、歴史を大切にして欲しいという思いから、お城を復元して欲しいという要望を出していたということがわかった。
お城を復元して欲しいということが、その人の一番欲する事ではなかったのだ。
歴史を大切にして欲しいという、本来の(根底にある)目的をしっかり掴むと、手段は他にもいくつかあることがわかる。ということでした。
そうなんだよなーと思う。
その人が伝える表層を受け取るだけでなく、根底には何を求めているのか?それを常に観つづけることが必要で。(これは医療や介護の仕事も同じ。)
そして、これって、私が人類にとって最大の発見・発明だと思っている、「非暴力コミュニケーション」や「コネクションプラクティス」そのものだな!
とも思いました。(詳しくは『NVC〜人と人との関係にいのちを吹き込む法』
『完全につながる〜平和を生み出す、脳と心臓の使い方』参照ください。特に議員の必読書だとわたしは思ってる🌟議員活動が、たぶんもっと楽しく、ラクになるよ。)
そして二講義目は「地方自治体における AI・RPAの導入と今後の展開」。
講師は、大阪市役所勤務を経て、現在は早稲田大学教授の稲継裕昭さん。
こ、これがまた、面白くて!!!
ここ2年で、銀行では事務作業に人の手を経なくなっていることを銀座SMBCの写真で見せて下さったり。日経新聞の速報などの紙面はAIで書かれており、人が書いているのは、提示いただいた紙面ではごく一部であることも知りました。
御蔵島村では役場職員が定着しないことが課題となっていますが、退職が相次ぐ根本的な要因へのアプローチも必要ですが、同時に、少ない人員での業務効率化職員の負担軽減策としても、RPA(Robotic Process Automation:事務作業を自動化して効率化すること)は、待ったなしだと思いました。今後、人口減少する日本でもありますし。
また、先進自治体とそうでない自治体との格差がつくのは必然。政府も(AI改革へ)ギアチェンジしてくれとメッセージを出している。ただ待っているだけだと、割りを食ってしまうのは住民。議員がどれだけアンテナを張るかによる。
ということでした。おっしゃる通り。
ってことで、明日も楽しみ。