ギョサン
今日は朝から、師匠と竹林の手入れ。楽しかった〜!
戻って来たら、すでに筋肉痛でした。
「山仕事したい〜草刈りしたいー」と望みを言っていたらお声掛けいただけた。
やっぱり、やりたいことは表明しないと叶いませんね。
さて今日は、村での定番品についての話です。
内地で高齢者福祉の現場:デイサービスに居たころ、入浴介助をする際の
浴室サンダル選びに苦慮していました。
以下が、私の選ぶポイント。。
・シャンプー剤やお湯で濡れている浴室内で滑らない!
・鼻緒型、つまりビーチサンダルのタイプ!
(すっぽり履ける、ほぼ全指が前に出るタイプ、いわゆる「便所サンダル型」ではない形!)
…便所サンダルの形だと、私は足の横アーチがなく甲が薄いため足指が前に滑ってしまい、どうしてもサンダルのへりに指が当たり、傷になってしまい痛くて仕方ないのです。
しかし!苦節20年…とうとう見つけました!!
濡れた浴室内でも滑らず!
ビーチサンダルのような鼻緒タイプなので指も傷つかない!
そんなサンダル。それは、
「ギョサン」
です!
え?「ギョサン」ってなんなの?
↓↓↓
漁業従事者が履く、浜でも滑りにくいサンダル。
略して「漁サン」→「ギョサン」だそうです。
上記の写真は左右色違いなので1,200円ですが、
通常タイプは600〜700円台。
しかも、日本製というところが素晴らしい。
はい、ここでやっと今日の本題ですわ。
ギョサンを発見してから、嬉々として職場(の浴室)で履き始めましたが、それから1年後、御蔵に来ることになりました。
7月末に村に引っ越して来たのですが。
あらま〜年寄りも若者も村の人の多くがギョサンを履いていました。
そして、フツーに村の漁協で売っていることをのちに知りました。
なーんだ!!村ではメジャーなものなのか〜!!
なので、人が多く集まるところでは玄関にギョサンが、わーっと脱がれてある状態。
他の人のギョサンと間違えないのか村の人に聞いたら、
「もし他人のものを履いても、自分の足にしっくりこないので、間違えたと判る。」
とのことでした。
あと驚いたのは、強風吹きすさぶ御蔵の冬でも、ギョサンを素足で履いている人がけっこう居ることです。
年寄りも、ビュービュー台風並みの風が吹く冬、靴下を履かずにギョサンで歩いています。
寒くないのかと聞いても、
「寒くねーよ!」
…強いです。
余談ですが、村の年寄りは東京の高齢者に比べ、外反母肢が少なくてとても綺麗な足です。
そして、足の筋肉が残っているように思います。80過ぎても大変よく歩いている方たちです。
当然と言えば当然だけど、たくさん歩くことが色々な意味で、出来にくくなっている日本:東京は、便利でラクで幸せ。なのかどうなのか。